オプション達を呼び出してスペーシングのフォーメーションを取ると、改めて照準を覗き込む。グルンと視界を回転させ、同じくこちらを狙う補助ブースターにカーソルを合わせる。お互いに激しく移動している身、照準が頻繁にぶれてしまうので、確実に当てるようにアールバイパーを標的に向けてわずかに接近させた。

貴方「今だっ!」

グリーン・インフェルノが噴射を始める前にこちらから狙いすました一撃をお見舞いする。もちろんオプションたちも一緒に。見事にクリーンヒット。ブースターは音を立てて崩れ落ちていった。

すぐにバランスを崩したのか、緑色のゴツい巨体がまるで落ちるようにこちらに迫ってきた。このままだと押しつぶされてしまう。

パルスィ「ど、どうするのよ!?」

後ろで喚く嫉妬妖怪。だが、俺は冷静さを失わない。再び他の補助ブースターに狙いを定め、これを破壊。これによってアールバイパーが潜り込むほどの隙間を確保した。すかさずそこに逃げ込むことで圧死を回避した。

ガリガリと岩肌を削り取る鈍い音が響きわたる。しばらく騒音を掻き鳴らしたのちに、不意に音が途切れ、目の前に空間が開けた。よし、脱出しよう。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら