ごってりと配備された脅威はドラゴンレーザーで全て焼き払われ、無防備に弱点である機関部を晒す形となっている。
機関部がせり出した瞬間を狙いとどめの一撃を浴びせんと、俺は慎重に幅寄せをした。今や目と鼻の先。お互いに落下している身、少しでも操縦を誤れば大惨事は免れないだろう。
じりじりとさらに接近するが、あと少しで間合いに入るというところでどうしてもまごついてしまう。やはり精密な操作は難しいか。
そうしているうちに狭くて長かった縦穴は終わり、ぽっかりと開けた空間に出てきてしまった。眼下に広がる無数の光は町のもの。
貴方「駄目だ、間に合わない……!」
このままでは地下都市が巨大バイドの手によって蹂躙されてしまう……!
どうする、どうする……
銀翼と妖怪寺AXE III 後編に続く……
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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