提督「ゲインズ、こんなところにいたのか。二人とも帰ってこないからひじりんが心配してたよ」

頭を打ってヘロヘロになっていた提督だが、どうやら持ち直したらしい。そのまま俺らは格納される。

機体の中ではゲインズが必死になって今回の探索で得た情報を伝えているようだ。

提督「バイド化の概念の無い原始バイドに、黒い隕石……もといバイドの種子を集める地霊殿か……。二人ともよくやってくれた。ひじりんの船もアールバイパーも修理が終わったようだ。しっかり休んだら地霊殿とかいう場所に行ってみよう」

バイドの種子を集める地霊殿……か。つまり地霊殿にバイドの親玉がいるってことになるな。奴らとの決着をつけるときが刻一刻と近づいているということだ。ドクンと心臓が強く鼓動する。

そうだ、俺たちは悪いバイドを倒して平和な幻想郷に帰る、その思いだけでここまでやって来たのだ。

しかし地霊殿の主が持つ恐ろしい能力というのも気になる。もしも主がバイドを集める親玉だとしたら苦戦を強いられることになるだろう。

だが、負けるわけにはいかない。銀翼は希望を繋ぐ程度の能力、こんなことで怖気づく暇はないのだ。

俺は一人戦艦の中で自らを鼓舞していた……。



銀翼と妖怪寺AXE Vに続く……


あとがき

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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