勇儀「やはりそうか、こいつが今地上を沸かしている妖獣使いの○○」
妖獣使いだって? 俺はそんなものになった覚えはないぞ。
勇儀「なんだ、違うのかい? 今だって妙な幽霊を従えているし、いつもはノッペリとした変な鳥の妖怪を使って異変解決してるんだろう? 天狗の新聞で何度か見かけたし」
どうやら地底では俺のことが随分と歪められて伝わっているらしい。とりあえず一番間違えて欲しくないところは修正しないとな。
貴方「だからアールバイパーは変な鳥の妖怪じゃなくて超時空戦闘機っていう乗り物であって……」
勇儀「もう忘れたのか? 鬼は嘘つきが大嫌いだと……」
貴方「本当のことだよ! もう……」
「これこれ」と言いながら勇儀はどこかから新聞紙を持ち出してきた。パルスィと一緒に見てみるとなるほど、我が銀翼が妖怪の山で「
クレイジーコア
」と戦闘をしている様子が記事になっているようであった。写真多めでとても読みやすい。
犬走椛との一騎打ち(どこで撮ったんだ……?)、高速でクレイジーコアを捕捉する銀翼、新スペル発動でクレイジーコアを仕留める瞬間、そしてへたり込むはたてに手を差し伸べ、そして手を取り合う瞬間……っておい! あンの鴉天狗、よりにもよってあの写真を記事に使いやがったな!
勇儀「確か命蓮寺ってのは『人間と妖怪が歩み寄る社会』ってのを目指しているんだったな? ちゃんと住職サマの教えを守っていて感心できるぞ。これぞ人間と妖怪の友情、もしやそれ以上の関係かもわからない。とにかくいい画だな」
同じような感想を持たれてるし。
貴方「その時の戦いであの子が負傷したから手を差し伸べたんだよ。それ以上の意味は……///」
勇儀「鬼は嘘つきが大嫌い……」
貴方「それ乱用し過ぎでしょ! だから本当だってばぁ///」
パルスィ「ぱるぱる……」
貴方「そっちも事実無根の噂で妬まないっ!」
ようやくパルスィを見つけたと思ったらこんなに精神的に疲労する羽目になるとは……。キリがないので本題に移ろう。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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