あの暑すぎた夏の終わりから月日は過ぎて、再び太陽が幻想郷を熱く照らすようになった頃、俺は命蓮寺の墓地にいた。手にする花は金水引。
墓地には比較的新しく、そして大きな慰霊碑ができていた。
すべてのバイドの駆逐を以って
幻想郷文明圏は対バイドミッションの終了を宣言。
R戦闘機もフォースも揃わぬ中
勇敢にもバイドに立ち向かい、
地底の塵となっていった
妖怪、地底の住民、英雄の心を持ったバイドの冥福を祈る。
幻想郷はバイドを退けた。しかしその代償はあまりにも……多すぎたのだ。
貴方「お空、ジェイド・ロス提督、ゲインズやアーヴァンクをはじめとするバイド達、逃げ遅れた地底の住民達……」
ここに立ち寄るたびに俺は悔しさで涙を浮かべる。暴走したマグマエネルギーは地底という地底に牙をむき、逃げ遅れた住民も結構いたという。原始バイドと罪袋の知らせは特にショックであった。バイドを退けたとはいえこれでは地底の住民に会わせる顔もない。
白蓮「これ以上この碑に名前を刻みたくないものですが、それでも現状を知っておかねばなりません。さあ、向かいましょう」
廃墟となった地底、必死の捜索にもかかわらず、未だに行方の分からない人も多い。どれだけかかるかわからない、俺はこれからの人生を旧地獄市街地の復興に捧げなければならないだろう。白蓮さんもそんな俺をサポートすることを約束してくれた。
幸か不幸か、もう幻想郷にバイドはいない。ゆっくりでも復興を成し遂げることが出来る筈だ。さあ白蓮、行こう!
銀翼と妖怪寺AXE
Normal End
あとがき
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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