お空「核熱『ニュークリアフュージョン』!」
お空の体が白色に光ると、太陽を思わせる超巨大な弾幕……そう、大玉と俺が呼んできたアールバイパーをすっぽり覆うほどの大きさを誇る弾なんかが小さく見えるほどのデカいのが放たれたのだ。それも大量に。
その動き自体は非常にゆっくりではあったものの、アールバイパー自身が高速でそれに突っ込む形となってしまった。
白蓮「○○さーん!」
悲鳴とも取れる甲高い白蓮さんの声、チリチリと身を焦がす太陽の弾。そう、身を焦がすだけ。俺の左手で掲げていたのは豪華な紙質のスペルカード。とっさの回避といえばスペル発動しか思いつかなかったが、相手の攻撃手段もスペルカードで安心した。これで互いに使用カードは1枚、おあいこになるからだ。
貴方「銀星『レイディアント・スターソード』!」
銀翼には不釣り合いなほどの巨大な剣を2本、挟み込むようにお空を斬りつける。バイパー本体は青白いオーラ「フォースフィールド」で守られるため、弾幕に突っ込んだとしても無傷……。
いや駄目だ。あの太陽みたいな弾幕は恐ろしい程のエネルギーを秘めているらしく、この無敵のオーラさえもかき消さん勢いでこちらの身を焼き尽くす。フォースフィールドが完全に無力化する前に離脱した方がいい。俺はこれ以上の追撃は諦めて一気に離脱。どうにか脱出には成功したものの、オーラが途切れた瞬間にアールバイパーは弾き飛ばされてしまった。
提督「○○っ、大丈夫か!? バイド戦闘機に援護させる。アルファ、アーヴァンク、出撃せよ!」
背後からハッチの開かれる音。俺一人では荷が重すぎると判断したのか、数少ない生き残りであるバイドシステムαとアーヴァンクが戦場に躍り出た。しかし、R戦闘機の象徴の1つであるフォースは既に失っている……。
貴方「お前ら……。フォースもないのに無謀すぎる!」
俺の制止を振り切る2機は前方に光を携えていた。先に動いたのは全身をバイドの鱗で覆った機体、つまりアーヴァンク。
アーヴァンク「見てな、R戦闘機はフォースだけじゃねぇ。喰らえっ、スケイル波動砲!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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