光を散らしながら光子魚雷が直進する。対するお空は白蓮に気を取られており、まるで気づいていない。無防備な背後でそのまま炸裂する。

貴方「ネメシス、コンパク、追撃だ!」

オプション達を呼び出し、同じくフォトントーピードを投げつけていく。すると注意の対象がこちらに向いたのか、俺に向かって制御棒を向けてくる。だがその背後には……

白蓮「南無三!」

白蓮が金剛杵をビームサーベルのように扱い、斬りつける。今度はそちらを迎撃しようとすると、さらに別の方向からゾンビの格好をした妖精がわらわらとお空に群がってくるのだ。身動きがとれまいと必死にもがく。

ゾンビゆえか、倒されても倒されてもたちどころに復活してお空の自由を奪おうとしがみついてくるのだ。そうしていると再びバイド体が収束しているような気がしてきた。

システムボイス「CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!!」

まずい、また仕掛けてくるぞ!

お空「なギハらえ! 焔星『フィクストスター』!」

この状況を打破するべく発動されたスペルは広範囲に効果の及ぶものであった。あの強烈な恒星弾を力任せにぶん回すという危険極まりない技のようだ。当然ゾンビフェアリーたちは全滅。あれでは復活したところでまた一瞬であの世行きだ。

白蓮「ち、近づけないっ!」

バイドの影響抜きに考えても核融合の力を操るお空の持つ火力は並大抵のものではなかったのだ。ああやって長期戦に持ち込まれるのはまずい。バイド体が白蓮さん達を……。

提督「皆離れるんだ。こうなればアウトレンジからフラガラッハ砲を決める!」

そうだ、俺達は一人で戦っているのではない。お空は確かに強大な火力を持っているが、あまり頭の回転が速くないようである。

貴方「白蓮、ここは危険だ。離れよう!」

そうして避難していると、コンバイラから赤い光をまとう二股の槍が突き出される。本人にとっては全くの想定外だったのか、フラガラッハ砲をもろに受けるとさすがのお空も怯む。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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