太陽が……いや、太陽だと思っていたものは宇宙空間に繋がっていたのだ。いや、この宇宙空間すら幻なのか? 太い2本の管がつながっており、今もエネルギーを吸い取っているかのようにドクンドクンと躍動していた。
提督「こいつは……バイド、バイドそのものだ」
次から次へと姿を変えていくバイド。俺も何が本物なのか分からなくなってくる。ただただ忌々しい琥珀色に光を放つそれは不気味でありながらもどこか美しくすらあった。
白蓮「とにかく、こいつを破壊すれば……」
全てに決着をつけるべく、白蓮さんがゆっくりと近づいていく。小さく鼓動していたバイド本体が一層小さく収縮した。
提督「いけないっ! ひじりんっ、離れるんだ!」
次の瞬間には大きく膨張したバイドはバラバラと何かを吐き出していた。このオレンジ色の球体は……フォース! フォースを文字通り大量にばら撒いているのだ。咄嗟に飛びのいた白蓮さんは無事であるが、フォースは留まる事を知らないと言わんばかりにばら撒かれ続ける。
白蓮「これは……困りました。鉄拳制裁と思ったのですが、これでは近寄れません」
早苗「弾幕もフォースの前では無力ですし波動砲を使うR戦闘機は全滅……」
一応コンバイラが「フラガラッハ砲」という波動兵器を持ってはいるが、このようにひっきりなしにフォースがばら撒かれる空間では満足にエネルギーのチャージも出来ないだろう。小回りの利く戦闘機ならともかく、コンバイラは巨大な体を持った戦艦。あれだけのフォース弾幕を避け切るなんてのは不可能だろう。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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