巨大な脳みそに大きな一つ目。先ほどまで猛獣と繋がっていたであろう2本の太い触手。間違いない、こいつは「バクテリアン」の「ゴーレム」だ。
永遠亭での苦い思い出がよみがえる。永琳をゼロス要塞へとさらった張本人なのだから。
だがおかしい。俺はあの時確かにゴーレムを倒したはず。どうしてここにいるのだ……?
貴方「ゴーレム、そこをどけ。今お前に構っている暇はない」
ゴーレム「そうはいくか銀翼の末裔とその取り巻きめ! ここで会ったが百年目。地獄の底から蘇り、パワーアップした俺様にもはや敗北などあり得ない! 今度はオメーらが地獄に落ちる番だ!」
鋭い爪のついた触手を突き出す脳みその怪物。負けじとこちらもニードルクラッカーを発射するが、まるでプロボクサーのように触手で一つ目を覆うと平行方向にスライドするように回避してアールバイパーにアッパーカットを仕掛けてきた。
ゴーレム「どうだっ! 地獄から蘇り、さとり様のペットとして鍛えられた俺様は」
貴方「ぐっ……。こンの野郎っ!」
大きく煽られた俺はすぐに体勢を立て直すと、今度はレイディアントソードを取り出して斬りかかる。しかしこれもスルリと回避してしまった。
貴方「相変わらず逃げ足だけは早いようだな。こうなったら……」
俺はオプションを3つ展開してローリングのフォーメーションを取る。こんな奴に時間を割くのは勿体ない。オーバーウェポンで一気にケリをつけよう。
提督「待つんだ○○」
グルングルンとオプションの回転速度を上げていた最中、ジェイド・ロス提督に止められてしまう。戦闘態勢を解くと、今度は小声で話しかけてくる。
提督「地霊殿の事情に通じている可能性がある。幸い相手はバイドではなさそうだし、随分とおしゃべりなようだ。君もあの程度の敵なら本気出せば楽勝だろうし、もう少し秘密を喋らせよう」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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