呼びかけて俺は妙な悪寒を感じた。白蓮の様子が変だ。

貴方「白蓮、俺だよ、○○。あいつの能力の正体が分かった……」
白蓮「幻想の地を脅かすバイドは徹底的に駆逐します!」

この俺がバイドだと!? いったいどんな幻を見せられているんだ。どうにか落ち着かせようとなだめようとするが、大小さまざまな弾幕を張ってきて、とても対話できるような状態ではない。

不意に突きだされた拳。俺はとっさに防ぐべく、レイディアントソードの腹で受け止めた。ガチンと重い激突音。ギチギチとつばぜり合いになるが、やはりというか何というか、押されている。

貴方「まだわからないのか! 俺は○○……」
白蓮「○○さんはそんな醜い姿ではありません! 私の大切な仲間の名前まで使って……許せない!!」

蒼き刃の光沢が、琥珀色の光に反射してこちらの姿を映し出す。バイドだった、そこに銀翼の姿はなく、醜い肉塊がただただ尼僧と対峙していただけだったのだ。

貴方「ああ……あ……!?」

操縦桿を握るその腕も恐ろしい程に隆起しており元の人の体ではないものになっていた。

そんな……あり得ない……どうして……。しかし白蓮は止まらない。俺が驚愕しているのをいいことにつばぜり合いを制すると、追撃をかけるべく蓮の花の形をしたオプションを展開してきた。まずい、本気だ。あんなのまともに食らったら……!

落ち着け、これは幻。全部幻なんだ。バイド化したリリーなんてこんなところにいるはずないし、俺が何の脈絡もなくバイド化なんてする筈がない。

この状況を打開するには……



白蓮さんの幻に攻撃して消し去る
何もせずに心を落ち着かせる
幻を見せている張本人であるさとりを探す

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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