コンパクだ、コンパクしかいない。白蓮さんやバイド艦隊の助けを待っていては間に合わないだろう。だから今この状況を打破できるのはコンパク以外にいないのだ。

今も妙な炎に焼かれて苦しむコンパク。俺は両腕を使いあらん限りのお湯をコンパクにかけた後、何を思ったのか、彼女を縛る炎を引きちぎろうと炎に手を伸ばした……。

濡れた体ならしばらくは引火しないと思い……。

しかし炎はそんなのお構いなしに俺の体に伝搬した。

貴方「ぎゃあああっ!」

瞬く間に全身にどす黒い炎が燃え広がっていく。そして炎は俺が悲鳴を上げるのを待ち構えていたかのように俺の口の中を伝い、今度は内臓を焼き始めた。

思えば素手で炎に触れようなどとは馬鹿げていた。この行動にはお燐も呆れているのか、やれやれと首を横に振っている。

ええい、こうなれば塵になるまであきらめない。もう一度浴槽に飛び込んで……。

ヌルリ。

いや、その前に何かがヌルリと俺の口から飛び出していった。炎に焼かれた俺の体が見える。そして口から飛び出して今まさに焼かれているのは俺の……魂だと!?

俺はこのまま身も心も消し炭にされてしまった……。



DEAD END...


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名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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