罪袋F「ベアード様に叱られてもいい」
罪袋G「さとりは俺の嫁ー!」
さとり「このロリコンどもめー><」
ううむ、全然攻撃する気配がないな。こいつらが変態で俺は助かったが、こいつらが変態でこの先に進めない。
バラカス「やむを得ないな。ああいうのはとっ捕まえてからだな……。いやなんでもない。○○、これが対サトリ妖怪用秘密兵器『トンガラシ爆弾』だ。代わりに君が投げてくれ。炸裂すると粒子となった唐辛子やコショウが牙をむくぞ! 第三の目に投げつければ、しばらくの間心を読むことなど出来なくなるだろう」
俺は動かなくなったアールバイパーから降りるとバラカスから卵のような形をした爆弾を受け取る。そして、俺は投げつけた。もうもうとさとりの周囲に赤い煙が立ち込める。そして数秒後……
さとり「ぎぃや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーー! 目がぁ、熱いィィィ!!」
第三の目とついでに普通の目に激しい痛みが襲っているのだろう。これでは心を読むどころではない。罪袋どもも巻き添えを喰らっているが、覆面があるのでダメージは小さくなるだろう、たぶん。
貴方「提督、能力を無力化した今がチャンスだ! 波動砲を……」
白蓮「待ちなさい。やはり腑に落ちないのです。本当に彼女を倒して異変が収まるのでしょうか?」
そういうと白蓮さんは今もうずくまるサトリにゆっくりと近づく。
さとり「うう……何も見えないわ。怖い、怖いよぉ……」
当たり前のように心を読んでいたサトリ妖怪だが、いざそれを奪われた時の恐怖感は想像に難くない。シクシクと三つの目から大粒の涙を流している。
白蓮「さとりさん、私達に教えてほしいのです。どうしてバイドを、幻想郷を侵略しようとするバイドを庇うような……」
提督「ひじりん、離れるんだ!」
鬼気迫る提督の声に反射的に白蓮は後ろに飛びのいた。何か仕掛けてくるのかっ!?
さとり「怖い……コワイコワイコワイコワイ!!」
一方のサトリ妖怪はそのまま空中に浮遊すると第三の目を再び開いた。恐ろしい程に血走っている。そのままそこから光の粒子が噴き出すと彼女を包み込み……。
白蓮「っ! その姿は……」
まるで目玉だけが肥大化したような……いや、もしかしたら目玉ではないのだろうか? 少女の姿はなく、そこにはおぞましい球体が浮遊するのみである。俺はあの姿に見覚えがあったのだ。
貴方「提督、こいつやっぱり……」
提督「ああ、間違いなくバイドだ。それもA級の強烈な奴。遂に正体を現したな『
ファントム・セル
』!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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