さとり「ならばこっちはどう? 幾度となく貴方と対峙したライバルの記憶よ。想起『マスタースパーク』!」
なんとなく予想はついていたが、今度は魔理沙の衣装に着替えていた。ご丁寧にホウキまで用意している。なるほど、魔理沙とは2度戦っているがどちらも圧倒的パワーに押されて敗れている。十分トラウマとなり得る相手だ。
貴方「同じように追い詰めてやるのみ。ニードルクラッカー!」
こちらの狙いを軽々と避けると、あろうことか背後に回られてしまった。しまった、魔理沙ならではの素早さとこちらを読むサトリ妖怪ならではの能力が可能にしたんだ。だめだ、全然振り切れない!
急いで武装をハンターに換装。なんとか反撃に出ようとするが、ピッタリ背後にくっつかれてしまい、ハンターの無駄に大回りしてしまう弾道ではほとんどダメージを与えられない。
一方のさとりはどこから取り出したのか、八卦炉をこちらに向けていた。まずい、こんな無防備な状態でマスタースパークなど喰らったら……。
最後にさとりの勝ち誇った顔が見えた気がした。気がしたというのは一瞬しか見ていないからである。なぜなら、俺がそれを認知した直後には真っ白い光が周囲を照らしたのだから。
貴方「がぁぁぁぁっ!」
背後からマスタースパークをもろに受けてしまったのだ。黒煙を上げて銀翼はついに墜落してしまう。今コクピットに映るのは八卦炉を抱えた……。
さとり「あっけないものね。でも、貴方は消さなくては」
別に負けても構わない。こいつのトラウマ抉りだす能力さえ封じれば白蓮も提督も動けるようになる筈。バラカス達が対サトリ妖怪用の秘密兵器を用意しているはずだ。それが届くまで時間を稼がなくてはならないが……。
さとり「秘密兵器ですって? 無駄よ。何せ貴方達の本拠地にはお燐をスパイとして放っているのだから」
お燐がスパイ……。しまった、水をかけて撃退したと思っていたが、あいつはまだバラカスの城に潜んでいたのか。
さとり「最後の策も潰されて万事休すってところかしら? それでは、今度こそさよならね……」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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