(浴槽の底では……)
バラカス「(ふははは、水中水上は俺様の独壇場! 俺とていくら事情があるらしいとはいえ、タダで温泉を貸すほどお人よしじゃあねぇぞ)」
罪袋A「(対価にはその美しい柔肌を堪能することを要求す!)」
浴槽の底に張り付いてジリジリと白蓮に近づく影があった。お湯の濁りと沸き立つ湯気がその姿を隠している。
バラカス「(よし、このあたりだな。おおぅ……美しすぎる。まるで彫刻のような……///)」
罪袋B「(な、なんという大きさだ。バラカス神様、我々には刺激が強すぎますっ!)」
罪袋C「(こっちを向け、向くんだ! よし、そのまま、そのまま……)」
罪袋D「(ええい、遠すぎて肝心な場所が見えないぞ! もっと近くで……)」
罪袋E「(ノー! 見つかったらジ・エンド。それにセクシーなうなじはここからでも丸見え。あまり欲を出しては……)」
罪袋F「(で、でも……もう我慢できねぇ!)」
罪袋G「(突っ込むぞ。バラカス神様、ばんざーい!)」
大きな波を立てて、二つの影が白蓮に接近する。
バラカス「(あっ、バカ! のぼせてまともな思考が出来ていないんだ。連れ戻さないとまずいぞ。俺が行く)」
追いかけるイチモツのバイド。しかし時すでに遅し。明確な異変を察知した白蓮はこの場を去ろうと振り向いたところであった。そして対面してしまったのだ。その赤黒い先っぽと……。
白蓮「あ、貴方は……!」
バラカス「ち、違うんだ。ご婦人を浴槽に誘った後で温度が原始バイド向けに調整されていたのを思い出してだね。ぬるすぎたり熱すぎたりしたらまずいと思って、温度の調節をしなきゃいけないと思ってこうやってだね……えっ、それなら一人でいいはずなのになんで取り巻きもいるのって? いいい、嫌だなぁ、そんなことある筈……」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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