(貴方がXelf-16と戦闘を繰り広げる場所よりもやや後方……)

提督「ぐう、こちらの損害は軽微。またアウトレンジからのビーム砲が来る可能性が高い。皆は大丈夫か?」

左側のスラスターを負傷させて黒煙を上げる提督。そう、先ほどの「Xelfハイビーム」は彼らを狙ったものであったのだ。

バイドシステムα「お、俺は何とか……。だけど今のでフォースが消し飛んじまった!」

アーヴァンク「お前もフォースをなくしたのか。それよりも『ボルド』が回避に失敗して直撃した。アレはもう落ちる。搭載されてた機体が今必死に避難している」

大破炎上していた暴走巡洋艦からポロポロとバイド機体が脱出している。

提督「くっ、ボルドが逝ったか……。ノーザリーもタブロックもあのビーム砲の餌食になってしまったし、大損害だ。やはり、悲しいものだな……」

時折その巨体が左に傾く中、緑色の人型起動兵器が割って入ってくる。

ゲインズ「ジェイド殿、御無事で!」
提督「おおゲインズ! よかった、生きていたか」
ゲインズ「その代償に某の得物が犠牲になってしまった。盾として使用した故に。これでは波動砲が使用できぬ」

バチバチとショートする「凝縮波動砲」を見せるゲインズ。

提督「いやいいんだ。命あっての武器だもの。君は正しい判断を下した。この戦闘が落ち着いたら修理……いやいっそのこと今後の敵に備えてパワーアップさせよう」
ゲインズ「恐悦至極に存じます」

今も混乱が続く艦隊の少し先、同じく被弾を免れた白蓮がこのバイド地獄の袋小路を見つける。だが、それは決して喜ばしい事ではなかったのだ。

それもそのはず。白蓮がそこで見たものは、敵の猛攻と炎の龍から必死に逃げ惑うお燐、そして別の龍に捕えられ今まさに捕食されんとするリデュースの解除された銀翼の姿であったからだ。

白蓮「あああっ、○○さんっ!」




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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