真っ先に白蓮が狙うは貴方を喰らわんとするドラゴンの頭部。手にする魔人経巻をバっと広げると、蓮の形をしたオプション4つを呼び出した。そのそれぞれから細いレーザーを撃ち出し、更に流体金属の海に落ちそうになった貴方を回収する。細切れになったドラゴンの胴体だったものを蹴り、白蓮は高く跳躍。
白蓮「○○さんっ! ○○さぁんっ!! ……反応がない」
キャノピーをバンバン叩いて貴方を呼ぶ白蓮。しかし応える声はなく空しくその音が響くのみであった。
お燐「この暑さの中で長期戦に持ち込まれたんだ。人間の体はあまりに脆い、熱にやられちゃったのさ……」
陽炎揺らめく旧灼熱地獄、その揺らぐ空気の向こう側の突起を白蓮はただ睨み付ける。
白蓮「どの道あのバイドを倒さなければ一時の安堵も得られません。弱点はあの突起部分ですね?」
提督「うむ、流体金属を扱う能力、そして先ほどのレーザー攻撃から、奴の正体はA級バイド『Xelf-16』で間違いないだろう。コアを露出した瞬間に強烈な一撃を叩き込むのが正攻法だ。隠れているうちはまず回避に集中して……」
提督の説明を最後まで聞かずに白蓮は閉ざされたコアに近づく。
提督「ひじりん、今攻撃を加えても流体金属がその衝撃を吸収してしまう! ○○のことで焦っているのは分かるが無暗に攻めても無駄だぞ!」
止めに入ろうとするジェイド・ロス提督の声で我に返った白蓮は再び引き下がる。流体金属の龍を大量に呼び出してきたために、白蓮達はこれの迎撃を行う。
だが、Xelf-16はそれきりコアを長時間露出することはなかった。標的が皆すぐ目の前にいるのでわざわざ狙いを定めたり、遠距離を狙撃するレーザーを使う必要などなくなったからである。
白蓮「このままでは○○さんが……。やはり待っていられません!」
ゲインズ「まだ攻める時に非ず。ひじりん、退くのだ!」
ネメシスとコンパクがかろうじて銀翼を支える姿を見た白蓮は、再び提督やゲインズの制止を無視してXelf-16の目の前に跳んだ。魔人経巻を広げながら。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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