そう悩んでいると溶岩から目玉がのぞいた気がした。見下ろすと目玉は再びマグマの海に埋もれて消えてしまった。

提督「何かいるな……。○○っ、新手の敵だ。狙われているぞ!」

再び不意に盛り上がる溶岩。肉塊のような、目玉のような部位が再びマグマから姿を現すと赤い光線をいきなり放ってきた。流石にマスタースパークレベルの太さではなかったが、アールバイパーの武装を凌駕しているであろう火力であることは明白。俺はとっさに回避行動に出るが、衝撃で吹き飛ばされてしまう。

貴方「うわあっ!?」

直撃という最悪の事態だけは避けたものの、かすっただけでこの衝撃。こんな場所でバランス崩すわけにはいかない。溶岩に飛び込む目の前で再び立ち直ると反撃の機会をうかがう。しかしレーザーを撃った目玉は再びマグマに埋もれていた。

提督「今のレーザーは……? 恐らくさっきのが本体だろう。見つけ次第強烈なのを叩き込むんだ!」

代わりに周囲から火柱が上がり、炎の龍が突っ込んでくる。

貴方「このぉっ!」

頭部をニードルクラッカーでめった刺しにすると、龍はドロリと溶けて溶岩の中へ消えていく。今度は「本体」と思しき目玉が天井から現れて素早く細いレーザーを連射してきた。

背後から迫るドラゴン相手に縦横無尽に飛び回る白蓮を狙った一撃。それは提督が自らの巨体で受け止めることでかばった。

提督「ぐっ……! むっ? 違うな、これはマグマではない?」

ふらつくジェイド・ロス提督の後ろから緑色の影が飛び出す。波動砲をチャージさせつつ。

ゲインズ「そこかっ!」

素早くゲインズが目玉に反撃を試みるが再びマグマに消えると、少し離れた場所からレーザーを放ちつつ飛び出る。モグラ叩きのモグラみたいにあちこちで出たり引っ込んだりを繰り返しており、奴に一撃も喰らわせることが出来ない。

提督「ふむ、レーザーを放つ肉塊のコアに破壊するとドロリと溶けるドラゴン……。してやられたな、○○。我々は既にバイドの手中にあるようだ」

な、なんだって!? それってどういう意味なのだ?




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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