しかし呆気ないものであった。元より恐ろしいほどの機動力や運動性を持った奴等だ。我々が追い付かれないわけもなく、とうとう鋼鉄の侵略者と鉢合わせをしてしまった。

直後、蜂の巣にされたのは言うまでもないだろう。

薄れゆく意識の中、私が見た光景は焦土と化した街並みと異形の戦闘機群、そして……そんな風景にあまりに不釣り合いの日傘をさした金髪の貴婦人の姿であった。

彼女が何かを口走っている。私が最後に聞いたのは彼女の意味深な言葉であった。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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