やはりはたてを巻き込むわけにはいかない。一度銀翼に乗せてからトドメを刺すべきだ。

貴方「はたて、乗り込めっ!」

急加速、そして急停止すると俺はキャノピーを開く。ちゃんと乗り込めたのを確認すると、逃げようとする赤いクリスタルよりも速くバジュラバイパーを飛ばした。

貴方「逃げられると思うなよ?」

懐からスペルカードを取り出しつつ、更に間合いを詰める。

貴方「銀星……」

そして青い刃を展開。魔力を帯びて暖かくなったスペルカードを掲げて俺は叫んだ。

貴方「レイディアント・スターソード!」

魔力により一気に巨大化する剣。それを思いきりブン回しクリスタルを思いきり殴打する。

はたて「クリーンヒットしたわ! これで奴はひとたまりもない筈」

俺もクリスタルが粉砕されるのを目視した。今度こそ戦いは終わったのだ。しかし、突如レイディアントソードに纏っていた魔力がバジュラバイパー本体に逆流する。あちこちで電流がショートしたらしく爆発を起こしてしまう。

貴方「バジュラバイパーの消滅を待つまでもなくコイツはもうもたないぞ!」

逆流した魔力は俺の体までも蝕み始める。行き場を失った魔力が炎となり銀翼を燃やし始めている。急いで脱出しないと!

貴方「はたて、帰るぞ幻想郷に。今はお前だけが頼りだ」

銀翼が使えない以上、帰りはこの鴉天狗に運んでもらう他ない。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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