神奈子「残念だが、○○は無事ではないな。あの爆発に巻き込まれてはひとたまりもないし、仮にそれを避け切ったところで今頃銀翼は消滅、生身の○○があんな場所に投げ出されて生き残れるはずはない。骨の一つでも残っていれば御の字といったところだろう」

突きつけられる現実に白蓮は泣き崩れる。

白蓮「そんなっ! 幻想郷は平和になったのに、皆で心を一つにできたというのにっ……○○さんはっ、○○さんはっ……わぁぁぁぁぁ!!」

その姿をいたたまれない気持ちでただただ呆然と見据えるのは妖怪賢者。重々しくも、静かにその口を開く。

紫「住職サマ。全部、全部私の責任よ。○○一人で行かせてしまった藍を止めることが出来なかった、未知の勢力への対抗策として彼に頼りすぎてしまった、そもそも外来人を捨て駒にするような作戦を立案してしまった。私が悪いのよ。全部、全部……ね。だから貴女からどんな罵倒をされても私は甘んじて受ける」

力なく紫に目をやる白蓮であったが罵倒の言葉など一つも出ないでいた。

白蓮「それで、彼が戻るんでしたらいくらでもやっていました。でも……そんなことをしても彼は喜ばないでしょうし、帰ってくることも……ぐすっ」

その様子を遠巻きに見ていたのが諏訪子と勇儀。異変解決を祝って宴会と洒落込もうと白蓮を誘おうとした矢先、とてもそんな雰囲気ではないことを悟り、硬直していた。

白蓮の嗚咽を除いて静寂に包まれる守矢神社。そこにまた別の奴がしわがれた声を出しながらやってくる。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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