???「遂にやりやがったぞ、ヒヒヒ! さすがは俺様の永遠のライバル。銀翼の末裔はこうでなくっちゃな!」
突如この重苦しい空気を引き裂く軽薄なしわがれ声。神奈子が眉をひそめて声の主をにらみつけるが、その相手を見て大いに驚く。
神奈子「お、お前は……!?」
山の神の視点の先、そこにはバクテリアンの脳味噌が平然とした顔で手を振っているのだ。
ゴーレム「あん? 今頃宴会かなって思って命からがらここまでやってきたんだぜ? どうした、そんなにシケた面しちゃってよぉ? あのいけ好かないクリスタルは破壊されて大団円だろぉ? ん? 銀翼の末裔はどこ行った?」
とぼけたゴーレムに掴みかかるは白蓮。
白蓮「どこまで私をおちょくればいいのです? ○○さんは命と引き換えにあの赤いクリスタルを打ち倒したのです。もう、彼はここに帰ってこれないのです」
ゴーレム「イデデデデ! アンタらとやり合うつもりはないってば。それよりあの銀翼の末裔が死んじまっただって?」
別の場所では別の理由で戦々恐々としている。STG世界の住民に詳しい早苗はいち早くクリスタルとSTG世界の住民のことに気付き、○○の命懸けの作戦が無駄に終わったのではないかと懸念し始める。
早苗「バクテリアン軍がいるってことは……赤いクリスタルは今も完全に破壊されていないってことじゃ?」
紫「いいえ、それはあり得ないわ。赤いクリスタルは完全に破壊された。博麗大結界への浸食も大気のバランスも異常なし。すべては元通りだわ」
早苗「でも……」
どうにか白蓮の拘束から逃れたゴーレムは何かに気付いたらしく、得意げに鼻を鳴らす。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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