(その頃、守矢神社では……)

光が……消えた……。

私は銀翼が敗北したことを感じ取った。まるで自分の肌を切り裂かれたかのような感覚を覚えたのだ。

今となってはもう一つの私ともいえる愛すべき楽園、幻想郷を救う輝きが潰えたのだ。

藍「紫様っ! 酸素濃度の低下が止まりませんっ!」

邪魔者を排除したことで、赤いクリスタルはいよいよ「テラフォーミング」とやらに本腰を入れ始めたと見える。○○と戦うために残しておいた力をもこちらに回したのだろう。

霊夢「どうすりゃいいのよっ! こんな事なら私が行くんだったわ」
藍「気持ちは分かるが、今の霊夢では無理だ。今の奴を倒せるのは、あの赤いクリスタルから生まれた存在のみ。○○が死んでしまった今は……」

このままでは本格的に死の大地にさせられてしまう。こうなれば、使いたくなかったけれど……!

白蓮「待ってください! 何か様子がおかしいです。今別の光が見えたような……?」

尼僧がこの私に待ったをかける。潰えた筈の希望とやらでも見かけたのだろうか? 私はその砕けた希望に向かって放たれたトドメの一撃なのではないかと推測したが、とりあえずもう少し様子を見てみよう。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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