藍「来たか○○。紫様は既に準備を終えている。すぐに向かうぞ」
いよいよだ。霊夢や早苗の武運を祈りつつ、俺は神社上空に向かう。
漆黒の空に隣同士向き合うように開かれた二つの空間の裂け目「スキマ」。これが赤いクリスタルの領域へ向かう為の仕掛けらしい。
紫「時間通りね○○。貴方には今からこのスキマに飛び込んでもらうわ。ここに飛び込むとすぐ後ろのスキマからこの世界に戻ってくる。そうしたらもう一度このスキマに飛び込むの」
ううむ、それでは同じ場所を堂々巡りするだけではないか。
藍「紫様は幻想郷の環境を維持するのに大半の力を使われている。もはや大規模な術を使う余裕などない。足りない部分は君に補ってもらうよ?」
棒で地面に簡単な図と数式を書いて更に説明してくれる。
藍「スキマを通過するたびにあの忌まわしきクリスタルのいる結界にお前は少しずつ適応していく。私の計算だと99回繰り返せばもはやアイツらと同じ存在になるだろう。そうしたらあの結界に入って、クリスタルを破壊するんだ」
そして、全てが終わったら銀翼から脱出して白蓮と幻想郷に脱出する……と。
貴方「分かった、やってみよう。紫、極上の酒を用意しておいてくれよ? すべてが終わったら異変解決のお祝いに宴会……だもんな。それだけじゃない、至高の料理もだ。白蓮はお酒が飲めないのだから」
任務を終えて、笑って帰ろう。俺と、白蓮の二人で。
俺は銀翼を加速させ、スキマに飛び込んだ。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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