ここまで来たら躊躇うことなどない。今、ここで。奴に引導を渡す。

システムボイス「You did your best. Was I helpful for you?(あなたは、最善を尽くしました。私は、あなたのお役にたてましたか?)」

まるで銀翼の意思なのではないかと錯覚するような、そんな語感だ。

貴方「当たり前だっ! 俺に、皆に、幻想郷に希望を与えたお前にはどれだけ感謝の言葉を並べても足りないくらいだ!」

俺はその勢いのまま、トリガーを引いた。

無秩序に銀翼から拡散される光の矢。だが、それぞれがまるで意志を持ったかのようにその軌道は折れ曲がり標的へと集中していく。

着弾と同時に光の爆風を呼び、それが何度も何度も繰り返されていく。

光は赤いクリスタルだけでなく俺達も、そして周囲の空間すらも真っ白く照らし、そして何もかもが光に消えた。

ただ一つ、感謝の言葉を遺して……。



ありがとう……





名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら