霊夢を銀翼に乗せると地下室(空を飛んでいるので地下も何もないけれど)を抜け、八雲亭の回廊に向かう。
流石に閉所ということもあり、待ち構えている敵もそこまで強力なものはおらず、魔理沙と早苗が次々と撃破していた。
魔理沙「外側ほどじゃないけれど、それでもキリがないな」
早苗「どこかに『石のような物体』が突き刺さっている場所がある筈です。まずはそこを目指しましょう!」
ザコどもを次々と倒して上の階層へひた向かう。そうして辿り着いたのは大広間。今までの和風なたたずまいとは明らかに様相が違う白い石造りの大部屋になっていた。
貴方「これも石の浸食が影響してるのか?」
広間の奥には突き刺さった巨大な八面体の下部が見える。そして彼女を守ろうと鎮座する「邪悪」も……。煙のような黒いオーラを放っており、それが一層異質な存在であることを誇示ていた。
貴方「追い詰めたぞ、霍青娥! お前のような奴に幻想郷を、そしてこの危険な超技術の塊を渡すわけにはいかない!」
ここにいるのは俺だけでない。志を同じくする魔理沙と早苗もついている。だというのに奴はまだ余裕があるのか、思いきり笑い始めたのだ。
青娥「くすくす……、まだ自分の立場が分かっていませんの? わざわざ八雲亭の書庫で読書に耽っていたというのに。貴方は、○○はこのまま突き進めば破滅するだけですわ?」
なるほど、書庫の警備が手薄だと思ったら俺にあの情報を掴ませるためだったのか。だが、見ての通り今の俺には仲間がいる。帰り道は彼女らに頼めばいい。
貴方「俺は○○、幻想郷の……命蓮寺の○○だ! この楽園に生きとし生ける人間として、貴様の悪行は見過ごせぬ。……それだけだ」
自分の都合だけで他者を利用して、多くのものを傷つけて、それでも平気な顔をしている。こんな奴に強大な力を持たせたらそれこそ破滅の未来しか待っていない。いや、実際にそうだった。俺は一度幻想郷が破滅する未来を目にしている。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら