だからこそ俺は胸を張って断言することが出来る。

貴方「そうだ、俺は生きる為に戦う。お前に飼い殺しにされる未来はごめんだ。俺だけじゃない、俺の大切な人達からも希望を奪うというのなら、俺にだけこの状況を打破できるというのなら……」

だがやはり怖い。コイツの野望が潰えた時、銀翼も消えてしまうのだ。生身の俺はあくまで何の力も持たない人間。そんなのが空中に投げ出されたらまず助からない。

俺は発動していたリデュースを一度解除してキャノピーを開いた。不安げにこちらをのぞき込む霊夢に軽く微笑むと、外に出るようにと促した。

貴方「霊夢まで巻き込むわけにはいかないよ。どうやらこれが最後の戦いのようだからね」

記憶をなくした博麗の巫女を避難させると、俺は再び戦闘態勢を取る、つまりリデュースを再び発動した。それと同時に機首から青い刃を展開する。

貴方「『外』の脅威は『外』の人間が片付ける。これは一つのけじめだ。それに、俺は死なないさ。バイパーが消えても、俺は足掻いて見せる。……今までのようにな!」

振り向くと早苗のフリーレンジがグロテスクな赤子の首を粉砕していた。すかさずお札を取り出すとどうやら封印を試みているようだ。

貴方「だから俺は、悩まない。俺の信じる道を突き進むだけだ。その道に貴様の覇道は存在しない。覚悟をしろっ、霍青娥!」

青娥の目から光が消える。どうやら本気でこちらを勧誘しにかかっていたらしい。フウと大きなため息をつくと「石のような物体」から新たな兵器を呼びだした。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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