「石のような物体」の輝きが失せると同時に無数のバイド達が、そしてアカシックバイパーまでもが石化してズーンと墜落していく。
青娥「そんなっ……!」
封印された浮遊する石がゆっくりと地面に吸い込まれていく。それは「石のような物体」に乗っ取られて浮遊していた八雲亭の墜落も意味しているのだ。
青娥「そんなっ! 進化の術が、新たな幻想郷への道が……。何もかも消えて……ああああっ!!」
ガクリと膝を落とし頭を抱えながら喚く青娥。だが、こんな奴に構っている猶予はない。
貴方「八雲亭が落ちるぞっ! 脱出しよう!」
みるみる落下速度を上げていく石と八雲亭。俺達は先程まであの八面体が突き刺さっていた跡から屋敷の外へ脱出した。だが、これで終わる筈がなかったのだ。
青娥「ああああああっ、消えろっ! 消えろっ!! 消えろぉーーー!!」
かつてないほどの勢いで弾幕をばら撒きながら迫ってくるのだ。策を失い、力を失い、後ろ盾を失った。そんな青娥はもはや駄々っ子同然であるのだが、相手は子供ではなく幾度となく死神を追い払ったとされる邪仙。
霊夢「コイツは私にやらせて。色々と借りを返さないとだからね」
襲い来る無数の弾をスルリスルリとかわしていくと、霊夢は空間を「蹴った」。そう、何もない虚空の筈なのに、突然光の障壁が現れたかと思えば、霊夢はそれを蹴って跳躍し始めたのだ。そしてすれ違いざまに陰陽玉をばら撒いていく。
霊夢「こんなので終わるわけないでしょ!」
また土台をつくると、別の方向へジャンプ。同じようにすれ違いざまへの弾幕を浴びせていった。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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