いや、様子がおかしい。「石のような物体」が激しく光り輝くと再び青娥に周りに瓦礫が集まっていく。
青娥「今ので倒したつもりかしら?」
今度のアカシックバイパーはビッグコアのような形を取っていた。明らかに先程よりもサイズが大きくなっている。どういうことだ……?
青娥「材料なら、貴方達がせっせと作ってくれるじゃない。くすくす……」
瓦礫を俺達が……? まさかっ! 振り向くと魔理沙と早苗がゴテゴテと武装を装備したハリセンボン型戦艦「ミラージュキャッスル」と交戦中であったのだ。
戦況はこちらが優勢だが、破壊されて剥がれ落ちた装甲が次々とアカシックバイパーに吸い込まれているのだ。
貴方「倒せば倒すほどお前が強くなるってことなのか!?」
青娥「あっはははは! ようやく気付きましたの? やはり、いつだって貴方はわたくしの為に動いてくれる。そういう運命なのですわ♪」
ちくしょう……! あの八面体から呼び出される兵器を無視するわけにもいかないし、破壊したら青娥がより手強くなってしまう。
青娥「やはり○○は殺すには惜しい逸材。なるべく傷つけないように仕留めて、キョンシーにして芳香と一緒に置いておきたいくらいだわ」
これでは埒が明かないぞ。青娥本体を叩かない限り状況を打破できないではないか。
貴方「ならば瓦礫の中からテメーだけ引きずり出してやる」
俺にはその手段がある。今度はリフレックスリングを構えると青娥に狙いを定める。装甲を切り裂きながら中枢にまでリングを到達させて、青娥をとっ捕まえるという作戦だ。
貴方「皮肉なものだな青娥。バイパー同士、弱点はパイロットってことには変わりないということか」
ギュイーンとうなりを上げて回転するリングを撃ち出す。だが、青娥は余裕しゃくしゃくと言ったところだ。
コイツ、まだ何か策を残している……?
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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