フリント「┗(`・ω・´)┛」

陽も傾きかけた頃、地面を蠢いていたフリントがやっとのことで浮遊すると、俺の脚を縛っていた太いツタをその触手で切り裂いた。

フリント「(≧д≦;)」

残った触手で俺は受け止められ、どうにか助かることが出来た。その球状の本体をナデナデする。

貴方「ああ、ありがとうな。お前がいてくれて本当に良かった」
フリント「(*・ω・*)」

心なしか照れているように見えた。さあ、触手と戯れている場合ではない。またあの幽香とやらに見つかっては厄介なことになる。

まずはこの幻想郷という狂った世界の情報を仕入れ、その上でどうやって元の世界に戻るのかを模索していかなくてはならないのだから。

俺はコソコソと向日葵の影に隠れながら、この「太陽の畑」を脱出しようとする。が、ここで暗雲が立ち込める。幽香がいるはずの小屋に彼女の姿が見えないのだ。おそらくはこの広い花畑のどこかで花のお世話をしているとかだろう。鉢合わせしてしまっては大変だ。

慎重には慎重を重ね、俺はフリントと一緒にゆっくりと前進する。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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