命蓮寺は人里のすぐそばにある。あまり時間がかかることなく、ガヤガヤと騒がしい人里に辿り着いた。恋人繋ぎは……したままだ。

聖「間昼間なので人通りも多いですね。迷子にならないように気をつけましょ♪」

迷子になる、あるいはこの手が離れる時、俺即スキマ行きだ。甘美な手の繋がりは同時に俺の命を繋ぐ生命線でもあるのだ。……考え過ぎか。
二重の意味でドキドキしつつ、この街並みを見て回る。
江戸時代か明治時代あたりで時代が止まったかのような……。しかしそこを歩く人を見るとたまに明らかに人間ではない姿のモノが歩いているのが目につく。
声を漏らしながら辺りを見回していると、不意に繋いでいた手が急にグイと引っ張られた。

聖「あっ、あそこのお団子屋さん美味しいんですよ? ○○さんもきっと気に入ります。さあ、行きましょう行きましょう!」

甘いものか……。悪くない。
お店に入ると色とりどりのお団子が目に入る。
聖は早速今日はどれにしようかと目を輝かせていた。持ち合わせがないので、自分は奢ってもらう形になるだろう。
さて、俺が興味を惹かれたお団子は……。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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