慧音「だが、こうなることは必然だったのかもしれない」

慧音の口から外界からもたらされた「核融合」の技術による事件の話が語られる。
外界からやって来た神様がとある地獄烏に「核融合」の力を与えたのだが、その地獄烏はその力を使って幻想郷を支配しようとしていたらしい。
その異変は一人の巫女が地獄烏との「弾幕ごっこ」に勝利することで阻止出来たものの、その一件以来紫は外界の技術に対して警戒心を強く持つようになったそうだ。

慧音「お前の隣にいる聖さんはこの事件があったからこそ幻想郷にいるようなものだ」

地獄烏が暴れたことであちこちに間欠泉が発生、その際に封印されていた聖白蓮も地底から押し上げられたのだという。
俺が八雲紫に襲われる理由となった事件によって日の目を見た人の元にいる俺。俺の手には地霊殿での事件の首謀者と同じく、超技術が握られている。なんとも因縁深い。

慧音「とにかく……その超技術たる銀の鳥が復活してしまった以上、八雲紫とぶつかり合うことは避けられないだろう。せっかく知り合った人間だ。私は出来るだけ君のバックアップを行う。君は自分が信じるとおりに……やってみなさい」

その言葉を最後に交わし、俺と聖は寺子屋を後にした。
寺子屋を出るとかなり長く話し込んでいたのか、日は既に傾いていた。そろそろ妖怪の活動する時間だ。人里はまだ安心だとはいえ油断できない。

聖「今日はもう帰りましょうか。手ですか? ええ、また繋ぎましょうね」

陽が沈む中、命蓮寺へと足を進めていった。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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