クリスタル型のボスが両腕を振り回しながらレーザーを撃っていたが、弱点を覆う為の腕の懐がガラ空きだったというもの。
今のチルノを見るとなるほど、彼女のすぐ目の前だけ弾幕が薄い、いやまるでない。

一か八かスピードを最大に上げてチルノの目の前に飛び込んでみた。
案の定ここは安全地帯になっているようだ。

チルノ「ヤバッ……、フフン。よくぞ見破ったな!」

何故か偉そうである。回避手段がないらしく居直っているらしい。まあやることは一緒だ。
これだけ近距離だとわざわざターゲットサイトを見るまでもない。これでもかとトリガーを引きまくる。

周りの薄暗さがなくなり、元の明るさに戻った。
それと同時にツララ弾も消えてしまう。どうやらスペルカードを1枚攻略したようだ。

すぐさま次の攻撃に移るチルノ。今度は青白いレーザーを飛ばしてきた。これもまた旋回して……
 
うおっ旋回しすぎた。ぐわんと景色が横に流れる。フラフラとした挙動で体勢を立て直すと、次のレーザーがどてっ腹に迫ってきていた。
慌てて高度を下げつつ今度は左に操縦桿を傾ける。ぐるんぐるんとローリングしながら辛うじてレーザーを回避した。
チチチチと弾が機体をこする音がしていた。あ、危ねぇ……。

無茶な動きの連続で頭がふらふらする。気を取り直して反撃を……、う、嘘だろ? 目の前に第三のレーザーが……。

貴方「ぐわあああ!」

もう一度操縦桿を傾けて……駄目だ、かわしきれない!



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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