まばゆい光が俺を、そして銀翼「アールバイパー」を包み込む。ああ、俺は帰ってきたんだ、幻想郷に。
周囲を見渡すとうっそうと生い茂った木々が目の前に見える。その横にはポツンと建てられた小屋が一つ。どうやらお店らしく「香霖堂」と大きな書かれた看板が見える。
ひとまずは命蓮寺に向かうかにとりに会おう。最低限の飛行は出来るようになっているとはいえ、手負いの銀翼ではそこらの妖怪と戦うのも危険なのだから。
貴方「っ!?」
だが、そうも言っていられない事態であることは明らかだ。恐らくは香霖堂の店主「森近霖之助」なのだろうか、白髪で青い和服に身を包んだ長身の男がオロオロとしているのだ。それもそのはず、彼の足元には大きな血だまり。その中心で見るも無残な傷を負って倒れているのは他でもない霊夢のものだったのだから。
貴方「大変だ!」
紫の懸念通り、彼女と別れた後の霊夢は無謀にも青娥に戦いを挑んでしまったのだろう。結果は見ての通り。ならば最初に向かう場所は命蓮寺ではない、永遠亭だ。
貴方「霖之助さん、俺がこのアールバイパーで永遠亭まで運びましょう」
いつもの機動力が出せない状態ではあるがさすがに少女一人運ぶのは造作もないはずだ。
霖之助「ええっと君は……?」
貴方「命蓮寺の○○。そしてこいつは俺の相棒たる銀翼『アールバイパー』」
コンパクとネメシスに指示を出し、後部座席に座らせようとする。
しかし、その背後から無数のクナイ型弾を浴びせられたのだ。着弾後に小爆発を起こし、ネメシス達は霊夢の体を取り落としてしまった。くそっ、いったい誰が? まさか青娥がまだこのあたりで待ち構えていたというのか?
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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