ゴーレム「やれぇい、銀翼の末裔に我らバクテリアンの恐怖を刻み込むのだっ! ヒーッヒッヒッヒ!」
その号令と共に因縁の戦いが始まる筈だった。だが、全く別の方向から多数の光が降り注いできたのだ。
貴方「誰だっ!?」
俺はとっさにビーコンの残骸の下に隠れて、謎の光から身を隠す。一方の巨大戦艦側にはそんな真似は出来ず、無数の光にさらされてしまった。ゴーレムはどうにか触手で目を覆って光を直視することはなかったようである。
ゴーレム「なんだよっ、これから血沸き肉踊る因縁のバトルが始まるってのに、そこに水を差すなんて酷いんじゃない?」
虚空に向かって憤慨するゴーレムを嘲笑うのはゴーレム以上に甲高い声の持ち主であった。奴は片手に大きな松明を掲げ、アメリカ国旗のようなタイツをはいたピエロのような少女であったのだ。
貴方「クラウンピース……!」
ということは今の光は対象を狂わせる光ということか。とっさに身を隠して正解だったぜ。
クラウンピース「きゃははは、面白そうなオモチャをいっぱい持ってるねぇ脳味噌さん♪ ちょっと借りるわよ。これも『友人様』のためだもの」
もちろんそんな申し出を受けられるはずのないゴーレムはさらに憤慨した。
ゴーレム「馬鹿言うんじゃねぇぞ小娘がっ! これから我らバクテリアンが幻想郷を支配する、その第一歩を歩もうってのにテメェのオモチャなんかに使われてたまるかってんだ!」
頭から湯気を出しながら怒り狂うゴーレムにクスクスと嘲笑を続けるクラウンピース。
クラウンピース「へえ、じゃあこのオモチャ達ってとっても強いんだ。試しちゃおうかなー?」
上に向かって掲げていた松明をゴーレムに向け始めた。するとバクテリアン戦艦達はゴーレムに狙いを定め始める。
ゴーレム「お前ら、変な冗談はよせ! 俺様を撃つってことはゴーファー様に楯突くことを意味するんだぞ! いいのか、そんなことして?」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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