ゴーレム「ヒヒヒ、オメーの出番はないぞ銀翼の末裔」
臨戦態勢をとった俺を後ろに追いやりつつゴーレムが躍り出る。
ゴーレム「部下の不始末は上司の責任よォ。テメーよりも上手く対処してやるから見てろよ?」
バスッバスッと団子状の触手同士を叩きつけて気合を込める脳味噌の怪物。
テトラン「ワガ、アルジノ、ショウガイ、トナル、モノヲ、ハイジョ、スル」
抑揚のない声がゴーレムに投げかけられ触手を回転させつつゴーレムに体当たりしていった。それをゴーレムはなんと触手で触手を掴みまるで組み合うような形になったのだ。
まさかの肉弾戦にテトランは後ろ側の触手も前に回し本格的に組み合う。ゴーレムの方が劣勢で、押し出されつつある。
ゴーレム「目ェ覚ましやがれテトラン! オメーのやりたいことはこんな物騒なことじゃねぇだろう!」
押し出されつつあるゴーレムは体をひねると逆にテトランを投げ飛ばしてしまった。
ゴーレム「○○から聞いたぞ。幻想郷で一番おいしいレストランを開く夢があるってな。ソイツはどこへ行ったんだ! 実現すれば幻想郷の『食』を支配したことになる。ゴーファー様もお喜びになる筈だぞ!」
投げられて地面に叩きつけられたテトランはそれでも抑揚のない声を発して再び触手を広げ始める。だが、明らかに動揺が隠せていない。
テトラン「ゴーファ……サマ……」
貴方「ゴーレム、あと一息だ!」
しかし背後からは刃状に圧縮された空気が迫ってきた。まるで「カマイタチ」である。どうにか直撃を避けたが、まともに喰らったらひとたまりもない切れ味だったであろう。あんな技を使うバクテリアンは存在しないということは……。
依姫「追いついたぞ。次は当てる!」
ちくしょう、お前の相手をしている場合ではないんだ! 再び刀を振り上げて今のカマイタチを仕掛けてくる。問答無用なのかよ!
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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