(幻想郷某所……)

青娥「遅い、遅いですわ……!」

ロンゲーナー大佐の潜む竹林を抜けた後、邪仙は真っ黒い夜空を見上げながら珍しく苛立ちを隠さずにつぶやく。

本来ならば月の裏側に集結したシーマが幻想郷に向かい各地で破壊工作を行うはず。なすすべもない幻想郷の住民を助けるべく首領蜂隊がシーマを倒すことで信頼と部隊の精鋭化を進める筈であったのだ。

だが、その最初の引き金が未だ引かれない。ゆえに青娥はヤキモキとしているのだ。

青娥「何かトラブルに巻き込まれているのでは? あるいはこのわたくしの目論見を知った○○……いや、アールバイパーが未来からこのわたくしを止めるために?」

ロンゲーナー大佐が感じ取った微小な時空の乱れ。これは何者かが別の時空からこの時空にやってきた兆候なのだという。そんな能力を持った幻想郷の住民など青娥は知らない。心当たりがある存在と言えば……そう、それこそ超時空戦闘機たる「アールバイパー」くらいなのだ。

青娥「○○を拘束しなくては。野放しにしていては素敵な計画に影響が出てしまいますわ」

シーマの様子を見るべく、そこに○○がいるのかを確認するべく、彼女は地面に穴をあけ、そして飛び込んだ。穴はひとりでに消え去り、青娥はいずこかへと消えていった……。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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