青娥「くくく……あははははは! 最強のシーマと最強の神霊のコラボレーション! これぞ『深紅色の悪夢(
クリムゾンナイトメア
)』」
同じだ、永遠亭で幻想郷の少女をコアに動くバクテリアン戦艦なんてのがいた。月の都に喧嘩を売るレベルの強大な神霊である純狐の持つエネルギー、そして攻撃性をそのままあのシーマの中にぶち込んだのだ。
貴方「ゴーレム、逃げろ! お前達じゃ相手にならない!!」
俺がそう叫んだか叫んでないかのタイミング、その深紅色の悪夢の両腕から赤いバーストビームが薙ぎ払うように発射される。今の一撃であちこちで爆発が巻き起こる。
ゴーレム「ちくしょう、大半がやられちまったぞ! お前ら、撤退だ! あとはあの銀翼の末裔に任せる! 後で残骸くらいは拾ってやるからな、ヒヒヒ」
スタコラサッサと脳味噌の怪物はクルリとターンして逃げていく。バクテリアン戦艦もその後に続くように立ち去って行った。
今もこの場に残る俺と依姫に今度は狙いを定めているようだ。依姫は相変わらず強気であるようで、俺の目の前に躍り出て攻勢に出る。
依姫「的が随分と大きくなったじゃないの。よく分からないけれど愛宕様の炎で焼き尽くしてくれるわ!」
精神を統一するべく両眼を閉じた彼女。程なくして彼女の目の前に自身の身長程あるのではないかというほどの大きさの火球を発生させる。クリムゾンナイトメアから見たらそれは非常に小さいものであろうが、ある程度炎から距離を取っている筈の俺も十分に熱気を感じる。かなりの高温であることがうかがえた。
そして程なくして撃ち出された。純然たる高熱が、エネルギーの塊が赤い戦艦に一直線に向かっていく。しかし奴はまるで回避する様子も見せないし、何よりも奴を従えている青娥が不敵にほくそ笑んでいるのだ。これは致命傷にはなりえない。何か嫌な予感がするぞ……。あっ、しまったぞ。アイツは確か……!
貴方「ダメだ! 奴に強力な攻撃を仕掛けてはいけない!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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