アレこそがこの異変の元凶、そして青娥の切り札……。
貴方「石のような……物体」
その巨石が八雲亭に突き刺さる。すると金色に輝くバリアを纏いつつ、さらに高度を上げようとするのだ。
青娥「新たな世界の民衆を導くが神輿の役目。古ぼけた巫女などもはやいらぬ。この『産土神黄輝ノ塊』こそが、進化した幻想郷の頂点に立つ神輿。民衆を導く希望の光!」
すぐさま追いかけようとするも、石のような物体の周囲から次々と尖兵がワープアウトしてくる。アレはバイドにベルサーに……ほかにも様々なSTG世界の住民達だ! 恐らくはあの石が生み出したのだろう。
だが……。
貴方「今のバジュラバイパーの敵ではない!」
これらを迎撃してなおも邪仙を追いかけようとするも、威厳ある声に制止されてしまう。
紫「一度撤退しましょう! 私達は酷く消耗している。今ここであいつらを倒せばいいというものでもないし」
そんな悠長なこと言ってられるか! アレが本当に創造神たる「石のような物体」だとしたら、それこそ幻想郷の空があいつらで埋め尽くされてしまう。猶予を与えるわけにはいかない。
貴方「だからこそ大将を、あの石をここで……」
紫「それが出来ないことは貴方が一番理解しているのではなくて!?」
ぐ……。確かに俺に石のような物体を倒す算段はない。だけどこの現状を放っておけるか! 石から生まれ落ちた鉄塊達は地上を攻撃し始めている。
貴方「幻想郷が、幻想郷そのものが攻撃されているんだぞ! 指をくわえて更地になるのを見てろと言うのか!」
シーマに幻想郷全土を蹂躙された記憶が蘇る。あんなのはもうゴメンだ。過去に飛ばされたことでやり直せる、そう信じていたというのに。あの時とは違う、違うからこそ、俺は現状を打破したい!
貴方「俺には力がある。銀翼は進化したんだ。たとえ刺し違えたとしても俺があの石を……」
紫「いい加減になさい! 貴方は冷静な判断が出来なくなっている。今ここで貴方に死なれたら私も困るの! いいから頭を冷やして体も休めて!」
強引に紫のスキマに押し込まれてしまい、撤退することとなってしまった。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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