(○○が眠りに落ちた後……)

程なくして豊姫はニンマリと笑みを浮かべながら部屋に戻ってくる。

豊姫「ああ、それが本心なのね」
サグメ「ひゃわわっ!?」

突然の来訪に羽を逆立てながら飛び起きるサグメ。

サグメ「こっ、これは……そうではないっ! そうでは、ないんだ……/// うぅ……貴女、どこから見てたの?」

ホッコリとしたお転婆姫の笑顔が全てを物語っている。

豊姫「えーっと、○○がもたれかかるようにサグメ様を押し倒す辺りから?」
サグメ「ほぼ全部じゃないのっ/// というか、こんなの飲ませた貴女が悪いんじゃない!」

そのまま彼女はキッと鋭い目つきで、桃の香りを放つ酒瓶を一瞥。しかし豊姫はそんな視線などものともせずノホホンとした表情で酒瓶を手に取る。

豊姫「あら、○○はアルコールの力に頼ってサグメ様を押し倒したとでも言いたいワケ? うーん、残念ながらそれは有り得ないわ。嘘だと思うのならサグメ様もこのカクテルを飲んでみては?」

相変わらず呑気な口調で豊姫はサグメのグラスに桃のカクテルを注ぐ。訝しげな面持ちでサグメはそれをあおった。

サグメ「これ……お酒じゃない?」
豊姫「そう、ノンアルコールカクテルよ♪ まあ私とっておきのお酒だからただの……ってわけではないけど」

今度は自分の盃に桃の美酒を注いで飲み干す豊姫。今も飄々とする彼女にサグメは苛立ちを隠せないようで指で机をトントンとひっきりなしに突いている。

豊姫「これはね、飲むと自分に素直になれる……そんな飲み物よ。○○ってば、激戦続きで体も心も擦り切れていたようね。ずっと無理して戦ってきたのよ。……だから動けなくなってしまった」

今の発言が本当だとしたら○○がサグメに寄りかかったのは他でもない彼自身の意思であることになる。

サグメ「そっ、そんな筈ないでしょう! そんなのただの自白剤じゃないの。あり得ないわ」

焦り語気を強めるサグメをからかうように豊姫は二人に振り向きながら一言。

豊姫「そのお酒、サグメ様も飲んだわね? ○○とこれだけくっついてどんな気分だったかしら? 羽のお布団、気持ちよさそうだったわぁ♪ くすくす……」

みるみるサグメの頬が紅潮する。唇をワナワナ震わせ「はわわ……///」と今も呟いている。

豊姫「ホント、地上の人って面白いわね。サグメ様も同じ考えのようで私も嬉しいわ♪」
サグメ「うわーん、そうではなーい!」

涙目になりながらポコポコと拳を振り回すサグメ。豊姫はそれを甘んじて受けながら眠りにつく○○を優しく抱き上げる。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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