白蓮「まあっ、霖之助さん! 魔理沙さん、いったい何があったのです?」
魔理沙「ああ、ちょっと複雑なんだが、私にわかる範囲で説明する」
私は外の世界の住民が関わっている異変が起きていること、異変はかなり大規模なのに霊夢も紫も全く出てくる気配がないこと、八雲藍によるとそれは二人とも死んでしまったからということ、だけど香霖が言うには霊夢は実は生きているらしいということ、そしてそのことを詳しく聞こうとした私までもが藍に危害を加えられたこと……。
魔理沙「訳が分からないんだぜ。そのくせ藍が言う侵略者側の奴がこの私と香霖を逃がしてくれたんだ。私には何が何だか……」
白蓮「とにかく霖之助さんを布団に寝かせましょう。魔理沙さんもあがってらっしゃいな」
やっぱり住職サマは親身になってくれる。恐らく○○も幻想郷に来たばかりの時はああやって助けてもらったんだろうなぁ。
白蓮「だけど初めてですよね。魔理沙さんが私を頼ってくるのは。ええ、とても嬉しいですよ♪」
ものすごい速度で空き部屋一つを掃除して布団を敷いて香霖を寝かしつけてしまった。やはり住職サマの魔法は目を見張るものがある。私はただただ口をアングリ開けながら見ている他なかった。
香霖は永遠亭から逃げてきたっぽいし、今も意識が戻らない程の重傷のようだが、ここで看病をするほかないだろう。
一輪「お客様? えっ、怪我人!? なんと……。ええ、私達にお任せください、聖様」
この怪我人の世話は寺の連中に任せられそうだ。後ろでは雲山が筋骨隆々な腕を見せてやる気をアピールしている。少なくとも力仕事ではまず困らないだろう。それは助かった。香霖も心配ではあるんだが、私としては霊夢の安否が更に気がかりなのだから。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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