(その頃永遠亭では……)

宇佐見蓮子、もとい記憶を失った博麗霊夢を救出するべく白蓮と魔理沙が永遠亭に忍び込む。

魔理沙「へへへ、建造物への侵入は慣れてるからな」
白蓮「ねえ魔理沙さん。永琳さんに訳を話して正式な方法で引き取った方がいいのではないですか?」

魔理沙としては秘密裏に霊夢を連れ去ろうとしているのだが、その方針に白蓮が釘をさす。だが、魔理沙は引こうとはしない。

魔理沙「いくら尊敬する住職サマのお願いでも今回は譲れないな。香霖の証言以外にアイツが霊夢だって証拠はないんだ。本人も否定するだろう。親でも兄弟でも何でもない私達が引き取るとあっては手続きも面倒くさくなる。それだと藍に先を越されちまう」

霊夢を狙っているのは八雲藍も同じこと。上空でアールバイパーと戦っているのを魔理沙達は見ていたのでしばらくはこちらに来ないだろうことは分かっていたが、それでも悠長なことは出来ない。魔理沙はそう白蓮を丸め込むのであった。

白蓮「それで○○さんの援護も出来ないってことですね。確かに私達には私達のやるべきことがありますけど、目の前で強敵と戦う彼を手助けできないのは心苦しいです……」

薄暗い回廊を誰もいないのを確認しつつコソコソと目的の部屋まで近づいていく。そして、いよいよ「宇佐見蓮子」の文字の入った扉の目の前までたどり着いたのだ。

魔理沙「霊夢っ! いい加減目を覚ませよ!」

大声を張り出しつつ魔理沙が扉を開いた。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら