妖怪の山から随分と離れてしまった。遠方にポツンと見えるのは空飛ぶ八雲亭。そして今俺が紛れ込んでいる艦隊の中心にいる黄金の蜂の中には……やはりいた、青色の邪悪が。
貴方「やっぱりここにいたのか、青娥……!」
今すぐにでもここから叩き落してやりたい。月面でのあの非道、そして今の青娥にはその記憶がないとはいえ、このままだとたどり着いてしまう「あの未来」。あの惨劇に、あの凶行に繋がる未来……。
青娥「あらまあ怖い顔。だけど、わたくし達に味方する他ないのでは?」
悔しいが今の藍に楯突ける勢力などコイツ達くらいなのだ。あの熱波は幻想郷の住民にはほとんど影響がない。大抵の住民は藍の立ち上げる新たな幻想郷とやらに引っ越せば事が済んでしまうと思うだろう。
貴方「確かに、藍の計画が進んだら外来人である俺は死んでしまう。不本意だが、またしてもお前と組まないといけないのか……!」
だから真っ向からぶつかろうとするのなんて多くの外来人を抱える青娥くらいなのだ。あとは天狗もいることはいるのだが、戦力としては期待できない。これは上下社会を生きる天狗の悲しいサガといったところだろう。
貴方「何を企んでいるのか知らないが、藍を止めたら今度はお前らだ」
どうして、どうして毎回こうなってしまうんだ。ひとまずは奴等についていく他ない。そして見極めるんだ。何をしようとしているのかを。
どうやら空飛ぶ八雲亭は迷いの竹林方面へと進んでいるようだ。
ロンゲーナー大佐「視界のきかない竹林で一気に仕掛ける。かかるがよいっ、我がハタラキバチ達よ!」
竹林に完全に突入するとまずは戦闘機部隊を突撃させた。戦いの火ぶたは切って落とされた。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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