天井に大穴の開いた永遠亭。中心では今も黒煙が上がっている。藍の手によってやられたであろう堕ちた銀翼から発せられる炎から……。
白蓮「こんな横暴……絶対に許せません!」
そして住職サマはかつてないほどの静かな怒りを携えて九尾を睨みつけていた。しかも奴は更にこちらを煽るように「霊夢も自分で殺した」と言ってのけたのだ。
魔理沙「いささか信じがたいが、もし本当に霊夢を始末したってんなら、高くつくぜ? 悪いけど、今回はマジだ」
青娥に連れていかれる途中で霊夢を始末したのだろう。そこまでして今の幻想郷をぶっ壊そうとしていたのか。
少なくともこの九尾は止めなくちゃいけない。遅れて橙も私達に加勢してきた。
橙「藍様、こんなの間違ってるよ! 今の藍様を見たら紫様もきっと悲しむよ!」
藍「黙れ! 侵略者ごときに洗脳されるようなお前が知ったような口を利くんじゃない! いいか橙、そして橙を操ってる侵略者めっ。紫様も霊夢もいない今はこうするしか……ないんだ!」
藍の左右から大玉が凄まじい速度で放たれる。いよいよ戦闘開始だ。私はミニ八卦炉を手に、住職サマは魔人経巻を再びブワッと広げて、橙は爪を突き出して譲れない戦いに挑む。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら