(その頃永遠亭上空……)

神奈子は確かに強かった。だが、冷静さを欠いた状態では万全とは言えなかっただろう。私もかなりの痛手を負ったがどうにかこの山の軍神サマを大人しくさせることが出来た。

神奈子「ちくしょう……ちくしょう……!」

倒れる神奈子を足蹴にし、私は勝ち誇る。あとはあの住職と魔法使いかぶれの人間くらいだ。

今もゼエゼエと息を荒げて、負傷した右肩を庇いながらヨロヨロと起き上がるは魔住職。何度打ちのめしても立ち上がってくる。どこまでもしぶとい。しかも今は戦う為ではなく対話をしようと持ち掛けてくるのだ。

白蓮「やはり不可解なのです。霊夢さんを殺したとすればいったいいつどうやってなのか……。私は永遠亭で眠りにつく霊夢さんを救出しようとしたものの、青娥さんの妨害に遭って攫われてしまったのです。彼女を追いかけていたら藍さんがやってきて……」
魔理沙「そんなの決まってるだろ? グルだったんだよ。あの邪仙と九尾は裏で繋がっていた」

無数の星型の弾が放射される。手にしたミニ八卦炉が光を帯び始める。

魔理沙「いい加減白状したらどうだ? 霊夢をさらって何をするつもりだ? 青娥はどこに潜んでいる?」

何も、何もわかっていない。霊夢は死んだんだ。私が殺した。もうこの世に存在しない。だから青娥とやらも何もできない筈。

今はこいつらを屈服させよう。青娥の追跡はその後でも間に合う。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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