大きな扉を抜けた先に待ち構えていたのは二人の少女。服装の色こそ緑と紫色で違いはあれど、パッと見はまるで鏡写しのようによく似た二人。それでも顔つきをよく見ると別人であることがうかがえる。

というかさっき橙をサポートしていた踊り子たちではないか。どうやら無事だったようで俺は胸をなでおろす。

紫の服の少女「ねー舞、この人で合ってるのかな? 隠岐奈様のところに違う人間を連れていくわけにはいかないよ?」
緑の服の少女「里乃は心配性だなぁ。僕はこの人で合ってると思うよ? だってノッペリとした変な鳥の妖怪に乗って男のくせに弾幕ごっこなんてしてるんだよ?」

むっ、酷い言われ様だな。間違ってはいないがこの二人のそして「オキナ様」とやらが探している人間は俺で間違いないようだ。

貴方「俺は○○。命蓮寺の○○だ。あとノッペリとした変な鳥の妖怪ではなくて、超時空戦闘機『アールバイパー』な」

幾度となく繰り返された訂正。しかし今は相棒がいない。相棒は藍によって炎上してしまい、俺も焼き殺されてしまったのだろう。

手招きをする二人の童女についていく。死んだ後はてっきり閻魔に会うものだと思っていたが、どうやら俺は「オキナ様」とかいう神様(なのか?)に裁かれるらしい。

無数の扉があちこちに浮遊している不思議な空間をただただ前進していると、これまた大きな扉の前で二人が歩みを止めた。

里乃「この先は○○一人で行くのよ? 隠岐奈様の命令だから私達はついていけないの」

促されるので俺は一人で扉をくぐった。いったいこの先に何が待ち受けているのだろうか?



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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