(その頃幻想郷高高度……)

発射されたかと思えば標的に着弾して一気に拡散するショックカノン。ギガンティックバイトの砲台からはそれが定期的に発射されて次々とジェイド・ロス提督の艦隊を撃沈していく。

提督「このままでは……」

壊滅状態のジェイド艦隊の目の前に別の戦艦がワープアウトしてきた。巨大な光る球体が4つに頑丈な装甲。あれは間違いない、バクテリアンの戦艦だ。

そしてそいつを盾にするようにチョコンと浮遊しているのは太い触手を持った一つ目脳味噌。

ゴーレム「オメーあのコンバイラだろ? 声で分かったぜ、ヒヒヒ。とりあえずオメーが俺様の味方だってことは分かった」

あの耳障りなしわがれた声を忘れる筈がない。ゴーレムも復活したらしい。

ゴーレム「と、いうことでぇ! やれぇい『ビッグコアMk-IV』! しかも今回はぁ、出血大サービスだ。もってけドロボー!!」

そんな号令と共にカバードコアMk-II、ヘブンズゲート、変わったところではペルラ・メラルダまでワープアウトしてきたのだ。これらが一斉にギガンティックバイトに砲撃する。

もちろんギガンティックバイトもそのたびにバースト砲やショックカノンで応戦し次々と撃墜していくのだが、バクテリアン艦の補充がそれこそ異常な早さでなされるので、逆に奴を追い詰め始めていた。

貴方「ゴーレム、もう復活してたのか! それに……いったいどこでその戦力を?」
ゴーレム「ふふふ、驚くなかれ。今回は俺様だけじゃあないんだ!」

それだけ自慢げに口にすると触手を空に向かって掲げ始めた。すると頭上から喧しい笑い声が響いてくるのであった。


ハーッハッハッハ!!



反射的に見上げてしまう。そこにはどこから投影されているのか、巨大なホログラムが映し出されていた。グロテスクな人の顔の形をした……。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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