(その頃、幻想郷高高度……)
今も空に赤黒い血管が広がっている。博麗大結界を侵食し、幻想郷を自らの支配下に置こうという黒い野望を走らせているのだ。
その「計画」に反旗を翻す存在はすぐさま奴らの知るところとなり、巨大な「石のような物体」から無数の戦艦や戦闘機が飛び出している。
魔理沙「マジかよ。こんな出鱈目な数、どうやって倒しきるんだ」
貴方「指をくわえて見ているだけじゃ、更に数が増えるぞ。まずはあの八雲亭までたどり着くぞ! 突撃だー!」
押し寄せるは無数の首領蜂隊の戦闘機。素早い相手にはハンターを、硬い戦艦にはグラビティバレットを浴びせ続ける。
早苗「それにしたって敵反応は増えるばかりです。このままでは押しつぶされてしまいます!」
ぐぬぬ、これでは蜂の巣をつついたような状態じゃないか。倒しても倒しても増援が駆けつけてきて、近づくどころか退却すら難しい状況である。
魔理沙「ぐわっ!」
そんな中、とうとう魔理沙が被弾したようだ。俺は対峙していた嵐光から一旦離れて魔理沙のフォローに向かう。大きく宙返りをし、ネメシスに突撃させた。
貴方「操術『リモートバースト』!」
これ以上の被弾は危険とのことで、弾幕を切り裂く光の槍を突き出す。その間に魔理沙の態勢を立て直させようとするも、反対側からの攻撃に再び被弾してしまう。
早苗「ダメです! 数が多すぎますよ!」
ちくしょう、やはりあの時に青娥を叩くべきだったのか。だが、過ぎてしまったことは仕方ない。今度はベンドプラズマを大きくしならせて大型戦艦にダメージを与えつつ、周囲の護衛機を落とし続ける。
だがキリがない。このままでは本当に圧殺されてしまう……!
全てを倒す必要はない。
目的地めがけて一点突破だ!
そんな中、どこからか俺に語り掛ける声が聞こえる。俺がそれを認識したころには背後から無数の光の塊が撃ち出されていき、敵を次々と撃破していったのだ。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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