「石のような物体」から大量に生み出されたベルサー艦であったが、それらは無数の一本腕を持った青い戦闘機に群がられ、次々と轟沈していった。
貴方「あれはエンディミオン? ということは……月の玉兎軍!」
見上げると銀髪の少女が真っ白い片方だけの翼を大きく広げて腕を突き出している。今のが突撃の号令だったらしく、背後に控えていた「一本腕ども(エンディミオン)」が思い思いの武器を手に「漁」にいそしむ。
多方面からの波状攻撃にはさすがに巨大ゴブリンシャーク型戦艦「ヘビージョー」も耐えられず、空中で苦しそうにもだえ苦しみ、のたうち回っていた。
サグメ「待たせたわね。今度は私達が○○を守る番」
1機のエンディミオンがビームサーベルを手にヘビージョーの眉間に突っ込み、そして突き刺すと、派手に爆発を起こして轟沈していった。
そんな光景が周囲のいたるところで見られた。月の戦斗機がピラニアやミノカサゴ、カニを落としていく。中にはあの「グレートシング」に果敢に挑んで轟沈させるようなツワモノまでいた。
貴方「やるじゃないか! あのデカブツを沈めるなんて」
遠巻きに大金星を目の当たりにし、俺は思わずガッツポーズをする。ベルサー艦も減ってきたので俺はサグメに一声かけようと彼女に接近した。
貴方「月からのサポートはとても頼もしいよ。ありがとうな、サグメ」
サグメ「他でもない○○の危機だから……よ/// 都の復興は綿月姉妹に任せているから、私は月を救った戦士を手助けすることにしたの」
こいつは頼もしい援軍だ。東側からはジェイド・ロス提督が、西側からは月の都の軍隊が青娥と「石のような物体」を挟撃して追い詰めている。
こうしてはいられないな。俺も行く手を阻むベルサー艦を相手取り、更に八雲亭に近づこうとした。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら