（その頃幻想郷上空の○○は……）
行く手を阻む存在はバジュラバイパーで撃破し、さらに左右はジェイド艦隊と月の都の軍隊が固めてくれている。今こそ八雲亭の結界に攻撃を加えるべきと思った矢先、八雲亭に突き刺さっている巨大な「石のような物体」が激しく輝き始めた。
その直後、目の前に強烈な魔力反応を検知する。俺が驚いていると、そのままグレートシングをも凌駕するほどの巨大な戦艦が目の前に現れたのだ。
その姿は「ダンクルオステウス」と呼ばれる古生代の生き物、それを模した黒い巨大戦艦であった。
貴方「
ギガンティックバイト
……。ついに切り札のお出ましか！」
ワープアウトしたその巨体はその体の無数に付いた砲台で赤色のバースト砲や「ショックカノン」と呼ばれる円状に瞬時に広がる砲撃を繰り返す。
これにはエンディミオンやジェイド艦隊もひとたまりもない。次々と撃墜されていった。
八雲亭からは奴の、全ての元凶たる邪仙の声が響いてくる。
青娥「貴方、自分で何をしているか分かっていますの！？ こんな事をしても誰も救われないわ？ それが理解出来ないというのなら……わたくしも強硬策に出ざるを得ない」
このままではせっかくの包囲網が瓦解してしまう。八雲亭に侵入する前にコイツを何とかしなくては！
貴方「少なくともテメーのやり方でも何も救えないことは明らかだ。魔理沙、早苗っ。大物だ。一気にかかるぞ！」
別方向から接近をして攪乱をしつつ強力な一撃を浴びせる。そんな作戦だ。俺はそのサポートをするためにネメシス達を呼び出してバースト砲を撃たせる。
貴方「操術『リモートバースト』」
口からの青いホーミングレーザーを遮断するべく、こちらは光の盾を用意した。手薄になった弾幕、これを好機と見てまずは早苗が仕掛ける。
早苗「近距離からの……フリーレンジ！」
巨体の下側から接近していた早苗は緑色のワイヤーフレームを前方に展開、下顎をピンポイントで焼き切った。だが、これだけではまるで有効打にはならないようだ。
魔理沙「こういう奴相手にこそ説得力を増すよな。弾幕はパワーだっ……て」
今度は側面から間合いを詰めた魔理沙がミニ八卦炉を手に極太レーザーをお見舞いする。だが、これでもまるで怯むどころかよろける仕草すら見せない。
魔理沙「マジかよ！？ マスタースパークの直撃を耐えやがった！」
こうなったら俺も加勢しなくてはならない。兵装をプラズマ系にセットして「ベンドプラズマ」を放つ。
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名前：聖白蓮
身体強化率326％
お姉ちゃん！
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