最大3か所をロックオンしつつ左右にしなりながら伸びていく紫色のレーザー、それがベンドプラズマだ。このギガンティックバイトのような巨体相手には特に有効とされるものであるが、頑丈過ぎてダメージが通っているのかどうかすら疑わしい。
そのまま悠々と泳ぐように俺達の頭上に陣取ると小型ミサイルによる空爆を仕掛けてきた。弾道は微妙に左右に揺れており避け辛い上に、リモートバーストの光を遮断してしまう。
早苗「○○さんっ、レイディアントソードです！ このミサイルは破壊できます！」
仕方ない、今は防戦に回ろう。オプションたちを呼び戻すと俺は青い刃を取り出して周囲のミサイルを切り裂いていく。早苗も同じくフリーレンジのワイヤーフレームを振り回してミサイルの迎撃に力を入れているが、とても捌ききれるようなものではない。
深刻なのは魔理沙だ。近距離をどうにかする手段を持ち合わせていないらしく、どうにかジグザグに動き回り避けているが、あれでは被弾するのも時間の問題である。
更に悪いことにギガンティックバイトは子機をワープアウトさせて、カクカクと直角に曲がりながら追いかけてくるオレンジ色のレーザーを発射させているのだ。狙いはやはり魔理沙だ。
魔理沙「ひええっ、なんとかしてくれー！」
そうしたいのは山々だが、こちらも自衛で手一杯なのだ。いくらか被弾もしている。
空爆でワタワタしているうちにギガンティックバイトはショックカノンとバースト砲でジェイド艦隊を狙い始める。炸裂する波動に次々と戦艦が轟沈していく。
貴方「提督ー！」
旗艦であるニヴルヘイム級には未だ達していないとはいえ、このままではジェイド・ロス提督も危ない！ 反対側で弾幕に翻弄されているエンディミオン隊もだ。
こんな事している場合ではないのだが、それでも逆転の一手を放つ隙を見計らい今はじっと耐え続ける。
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名前：聖白蓮
身体強化率326％
お姉ちゃん！
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